一気に冷めた瞬間

私は、家人が大好きで大好きでたまらなかった。その昔。

まだ息子たちが幼稚園のころまでだけど。

 

当時、家人は友人関係から不倫関係に発展した人とラブラブだった。

私が気が付いたのは、もうそれは女の直感でしかない。

「こんなにメールばっかりくるの おかしくないか?」

「私とは一切メールのやり取りしないのに?」

から始まり、外泊が増えた。

 

当時、会社員をしながら自営でお店を出すことになり、その人が店番をすることになった。私は怪しい!と思っていたから、いい顔はしなかった。

けど、「仕事のことに口出すな!」と言われればそれまで。

 

店がオープンしてから、さらに外泊が増えた。

もう我慢できず携帯のメールをある日見たら、彼女からのメールばかりだった。

「あぁ、決定的だな」

そこから私の地獄は始まった。

だって、まだ愛情あったから。

 

私は当時、一般的にデブだったけどそれからご飯が食べられなくなり

一気に40kg前半まで落ちた。

それを家人がなんて言ったと思いますか。

「ダイエットできたのは俺のおかげだな」

と言ったのです。

これは嫌味でもなんでもなく、本気で彼はそう思っているのです。

そこがまた私には堪らなく怖いわけで。

 

それでもバカな私は、家人のそんなところも許してしまっていました。

一緒に暮らすのがしんどくて、「もうあちらの人と一定期間住んでどっちがいいか選んでくれ」

そう話したら、一緒にあの人と住むのは無理。一緒にずっといたらケンカばかりになるし。

と言われた。

では、離婚してください。とまで話たけれど、子供たちに

「ママ(身バレ防ぐために ママなんて言ってないけどここではそうします)が

パパと別れたいって言ってるからパパとさよならだよ、ごめんな」

と泣きながら話しだしたのです。

なんて身勝手!私が我慢すれば子供たちが泣かなくて済む、そういう方向に彼は持って行ったのです。

 

仕方なく、また生活を続けることにしました。

その不倫は今住んでいるところに引っ越してくるまで続きました。

なんと5年余り。最後のほうは、私は疲れ果てていました。

私が知っていることも知っていながら平気で外泊をしてくる。

相手はわざと挑発するかのように車の中にいろんなものを残す。

 

挙句、我が家に家族全員の名前を書いて年賀状を送ってきたのです。

 

さすがの私もこれにはキレました。どういうことを考えたらそういうことができるのか、と家人に問い詰めたら、

「俺の家に年賀状を送ってくるのの何が悪い。ここは俺の家だ」

 

私はそこで一気に冷めたのです。